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7月, 2024の投稿を表示しています

あつさに慣れる

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 いよいよ蝉の鳴き声も絶好調になってきました。地下の長い年月で力を蓄え、脱皮し、鳴り響く蝉のシンフォニー。この一瞬にかける彼らの力強い、熱い命の響きでもあります。  暑さではなく「熱さ」にも慣れる。暑さに慣れることを「暑熱順化」といいます(熱中症にならないために、私たちも必要な過程でもあります)が、実は「暑さ」だけでなく、「熱く行う」ことも慣れるしかないからです。朝から暑い夏休み。部活動も原則午前中限定としましたが、中学生も「熱く」戦うことを始めています。  それぞれの部活動が、短い時間の設定ながら、集中して練習に取り組んでいます。駅伝部も、軽いジョグから学校周りを走り抜くトレーニングに入りました。暑さや走り込みに体が少しずつ慣れてきたようで、先日よりは表情がいいのですが…やはり最終周になるにつれ、こわばった表情に。それもまた、明日あさってと変わってくるのでしょう。  今日は柔道の県大会に行きました。彼女は、中学校でのかわいい雰囲気とは違う「熱い姿」で戦っていました。戦う前からの迫力の気合い、組んだ瞬間から相手の具合や隙を見抜いて技を掛けるスピードといったら!優勝おめでとう!  学校に帰ってきたら、男子テニス部の東北大会出場の知らせが!昨日から戦うたびに強くなっていった彼らが、とうとう決めました。東北大会出場などと、口にもしなかった彼らの、それこそ地道に「熱く努力を重ねてきた」成果の姿です。準優勝おめでとう! 様々な「あつさ」に慣れ、それが体にとって心にとって、普通のものになったとき、何かが起こってくるのは必然なのかもしれません。  

熱く演奏 熱く戦う

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   先日の土曜日は、吹奏楽コンクールの地区大会でした。3年生にとっては最後のコンクール、1年生にとっては初めてのコンクール。それでも一体となって「青いやまなみ」のハーモニーを追求してきての見事な演奏です。審査員の講評にもありましたが、まとまりのある柔らかな音色づくりを目指して取り組んだことがしっかりと伝わっていました。(演奏前に「広がりと雄大さをもつ日高山脈」をPCで見てごらん?と宿題を出しましたが、さて?)そして顧問の先生から何度もいわれていた「歌えないと鳴らせない」ことも、実感としてやっと判ってきたところでの当日の演奏です。審査結果は銀賞。しかし、賞では計れない、充実した思いと学びが、次のステージへのしっかりとした土台になることと思います。部員の皆さん、お疲れ様でした。そして、文化祭でいつもノリノリで盛り上げてくれる、あの演奏も楽しみにしています。(写真はコンクールで撮影禁止のため、この間の激励会のもの) そして、昨日と今日は、この暑さの中でも、テニス部男子の県大会個人戦・団体戦が繰り広げられました。昨日の個人戦もそうでしたが、不思議です、試合をするたびに上手くなっていくのです。一見、淡々と動じないように見せている選手たちですが、なにせ中学生!内心ドキドキでたまらなかったに違いありません(確かに動揺する場面も?)。それでも集中力を切らさず、技術や風の強さに調整を加えていきます。なんか、サスガなメンバーです。  今日の団体戦は、同じコートで休むことなく連続試合。この炎天下の中、試合の間にうつむき加減の体勢で休みを取りつつ、次の試合に向かっていきます。仲間や保護者の方々の大きな声援も後押しとなって……おめでとう、準決勝リーグ戦出場!明日も思いっきり! 

夏休みへ突入

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   先週の金曜日は、夏休み突入前の最後の授業日。SNSや情報のモラル、薬物乱用防止に関する講話を、仙台東警察署の補導員の方から、実際にあったトラブルを交えつつお話いただきました。その後の夏休み前集会も含め、暑さのためオンラインで行いましたが、それぞれの教室で真剣に聞き入る表情に、これからの夏休みの生活への姿を思い、ホッとしました。 集会の最後には、各クラスの学級委員から、クラスの紹介とともに「いじめ防止きずな宣言」が発表されました。それぞれの学級のよさやチームワーク、担任への信頼を醸し出すスピーチの素晴らしさに感動!先生方の中からも、「またどこかで発表できるといいね」と感想が出てくるほどでした。 

夏休みに向けて

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  「中学校でのプールの授業も最後だね」と声を掛けると、「そうなんです!だからこそ楽しまなきゃ!」と3年生。見学する生徒も少なく、授業の先生の指示が簡単なもの(ビート板リレーをするぞ!)であっても、一つ一つ歓声を上げて盛り上がります。小雨の中でも「水の中と同じですから、なんてことありません」と、最高潮の水しぶきを上げながら活動していました。  昨日の放課後は、みんなで大掃除の教室床磨き。まず、研磨スポンジで一生懸命磨きます。結構水だけで汚れが取れていくので、磨き甲斐があります。みんなでキレイにした後は、丁寧に委員がワックスがけ。(その輝きといったら!教育相談の際にご覧ください。)また、今日の朝は、どの学年の生徒たちも、先生たちが指示をしなくても自主的に机を教室にいれ、整頓しながら朝の会を待っていました。 昨日今日は、どの学年も夏休み前の学年集会です。3年生は、やはり「受験生の夏」の心構え(待ったなしの勉強と「入りたい高校」を見定める期間に)。2年生は中堅学年としての心意気や、学校の「顔」になる準備(最後に円陣で大会やコンクールに臨む仲間を鼓舞しつつ)。1年生は、これまでの4ヶ月をクイズ形式で(学年委員が考えた楽しい問題で思い出とともに。入学式の話まで覚えていて!)振り返った後は、新たな目標を見出しつつ。 どの学年も、楽しい夏休みへの期待に胸膨らませながら、互いの生命を大切に行動すること、夏休み明けにさらに大きく成長した姿で登校するための生活と学習の指針が話されていました。  

応援は力になる

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  11日の6校時目は、吹奏楽コンクール地区大会と県大会出場者への激励会が行われました。有志の応援団員は、以前から昼休みに集まって声だしを続け、一発で気持ちを伝える準備を整えていました。中総体で知った『応援は力になる』という実感、たからこそ思いを仲間に届けたい…そんな気持ちが表れた、子どもたちの逞しい姿です。  男子テニス、女子バドミントン、柔道、そして吹奏楽。今回は外部で活動し、全国大会へ出場する3名の仲間にも熱い思いを語ってもらいました。校歌の応援も、吹奏楽に負けないものになってきましたね。 そして今朝は、ボランティア委員会の「モーニングプロジェクト」第三弾の校庭の草とり大作戦でした。朝清掃は65人、草取り1回目は86人、そして草取り2回目の今日は間違いなく100名を超える参加者です。昨日の雨で、面白いように抜ける草ではありますが、金曜日の朝のためか、ちょっとみんな眠そうです。それでも、ほら!みんなの校庭がキレイになってきました。頑張りましたね。  ある駅伝で有名な学校の監督が、最終的に選手を決めるときに、グラウンドで草むしりをする様子で決めることを聞いたことがあります。自分たちが練習する場所への愛情、作業への丁寧な取組姿勢をしっかりと見抜いて、間違いのない選手決定にするエピソードを、なぜかみんなを見ていて思い出しました。  そうそう、そんな駅伝への練習も始まって!現在男子10名、女子5名ほど練習を申し込んでいるとのこと。有志の駅伝練習選手の様子も、そのうちお伝えします。

伝えあおう 合唱と常任委員会

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   音楽室から3年生の歌声が聞こえてきます。先生から「背負い投げのように、声を前に出すんだ」と、アドバイスが出ています。たしかに女子のメロディラインが響くようになってきました。男子の声も、日に日に大きくなってきています。楽譜なしでも歌えてくると自信がつくのでしょう。思い切って前に出す声に変わってきました。  6時間目は、2年生も学年で練習していました。男子の声がどんどん大きくなっていきます。(下の写真は、口の開け方をみんなで指で確かめながら歌っています。いい顔ですよね)女子もソプラノ・アルトを、重ね合わせてうたえるようになってきました。みんなで歌っていると。声だけでなく気持ちが交流し合って、大きく響かせることが楽しくなってくるのです。そこに入ってきた2年生です。 放課後の常任委員会。生徒たちがクロームブックを持ち寄って会議をしています。会議をしながら、書き換えたり付け足したり。それを見ながら発表したり意見を伝えたり。ホントに大人顔負けの会議風景です。そして、「掃除のときに音楽を流すのはどうですか?」「図書館で勉強できるスペースの確保をお願いします」「あいさつ運動に、もっと協力してください。みなさんも呼びかけて!」など、各委員会の報告だけでなく、しっかり提案もします。そのことへの返答も、委員長として「検討し取り入れます」「了解しました。実行します」「相談させてください」と、自分の責任で即座に伝えます。学校を動かしていることが実感できる常任委員会。だからこそ本気のリーダーたちが、互いに信頼し伝えあえるのでしょう。

ファイナンスパーク

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   さて、ここでは3年2組の学級通信の文章から抜粋します(一緒に行けなかったので、ここは現地体験者の文に登場願います)掲載は快く了承していただきましたので、ご心配なく。  ~ ファイナンスパークとは「将来。大人として社会で生きていくとはどういうことなのか?」を、お金の視点から「一人の大人として、自分の家の1ヶ月の生活費の計画づくりを体験」して考える活動です。生徒は「44歳本人、15歳と11歳のこどもがいる家族で、手取りが〇○○円」などの具体的な設定が与えられ、光熱費や食費、住宅費などの家計をどのようにやりくりするかを考えます。様々な商店等で情報を集め、電卓で計算しながら進めていきます。「好きなことばかりしていたらお金が足りない」「子どもを高校に入学させるために貯金が必要」など、多くのことに気付き学んだ活動でした。将来自立したときの参考になったのはもちろんですが、家族が現在している苦労や、子どもへの思い・願いも感じられたのではないかと思います。~  さすがです。そのとおり。きっと子どもたちは、家族の苦労がオーバーラップしていたに違いありません。そして、サポーターとしてご協力いただいた保護者のみなさん、ありがとうございました。