あつさに慣れる


 いよいよ蝉の鳴き声も絶好調になってきました。地下の長い年月で力を蓄え、脱皮し、鳴り響く蝉のシンフォニー。この一瞬にかける彼らの力強い、熱い命の響きでもあります。

 暑さではなく「熱さ」にも慣れる。暑さに慣れることを「暑熱順化」といいます(熱中症にならないために、私たちも必要な過程でもあります)が、実は「暑さ」だけでなく、「熱く行う」ことも慣れるしかないからです。朝から暑い夏休み。部活動も原則午前中限定としましたが、中学生も「熱く」戦うことを始めています。

 それぞれの部活動が、短い時間の設定ながら、集中して練習に取り組んでいます。駅伝部も、軽いジョグから学校周りを走り抜くトレーニングに入りました。暑さや走り込みに体が少しずつ慣れてきたようで、先日よりは表情がいいのですが…やはり最終周になるにつれ、こわばった表情に。それもまた、明日あさってと変わってくるのでしょう。


 今日は柔道の県大会に行きました。彼女は、中学校でのかわいい雰囲気とは違う「熱い姿」で戦っていました。戦う前からの迫力の気合い、組んだ瞬間から相手の具合や隙を見抜いて技を掛けるスピードといったら!優勝おめでとう!

 学校に帰ってきたら、男子テニス部の東北大会出場の知らせが!昨日から戦うたびに強くなっていった彼らが、とうとう決めました。東北大会出場などと、口にもしなかった彼らの、それこそ地道に「熱く努力を重ねてきた」成果の姿です。準優勝おめでとう!

様々な「あつさ」に慣れ、それが体にとって心にとって、普通のものになったとき、何かが起こってくるのは必然なのかもしれません。


 

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