始業式・新人戦報告会
10月15日(木)、全校集会を行いました。始業式では、各学年の代表生徒が「2学期を迎えて」というテーマで、1学期を振り返りながら、2学期に頑張りたいことや目標について発表しました。どの発表も、自分自身をしっかりと見つめ、これからの学校生活をよりよいものにしていこうという思いが伝わる、すばらしい内容でした。全校生徒の前で、自分の考えを堂々と言葉にして伝える姿も大変立派でした。代表生徒の発表を聞き、一人一人が新たな気持ちで2学期のスタートを切ることができたことと思います。それぞれの目標に向かって、一歩ずつ成長していく鶴中生の姿を楽しみにしています。 「皆さん、おはようございます。今日は、校長先生の家族の話をします。家族と言っても、私が中学生のときに亡くなった祖母の話です。私は、いつも優しい祖母が大好きでした。暑い季節になると、二人分のアイスクリームを買いに行ったことを、今でもよく覚えています。その祖母が亡くなったとき、私はショックで、何が起きたのか、すぐには理解できませんでした。祖母が火葬されたとき、初めて「本当にもう会えないんだ」と分かって、大泣きしたことを覚えています。実は、祖母と私は、血がつながっていません。私の父は、戦争で本当の両親を亡くした、いわゆる戦災孤児でした。父は、子どものいなかった祖父母に引き取られました。そして祖父も早くに亡くなり、その後は祖母が一人で父を育てたそうです。祖母の生前、誕生日に「おばあちゃん、何か欲しいものはある?」を聞いたことがあります。すると祖母は、こう言いました。「何もいらないよ。あなたがいてくれるだけで、十分だよ」そのときの私は、その言葉の意味がよく分かりませんでした。でも、戦後の祖母の話を聞いて、初めて分かったような気がしました。戦争が終わったばかりの大変な時代に、幼い父を引き取り、一人で育てたこと。その父が大人になり、家庭を持ち、そして私が生まれたこと。祖母にとって、私が生まれてきたことそのものが、きっと大きな喜びだったのだと思います。昔の写真を見ると、生まれて間もない私を抱いて、満面の笑顔を浮かべている祖母がいました。そして今になって、祖母の「あなたがいてくれるだけで、十分だよ」という言葉の意味が、少し分かるような気がします。 皆さんは、自分のことをどう思っていますか。「自分にはいいところがある」と思える日もあ...