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12月, 2024の投稿を表示しています

冬休み前

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  冬休み突入前の学活。休み中の注意のお話をする前に、この一年でどれだけ成長したかを振り返る担任の話を、どのクラスもしっとりと聞いている様子がありました。  3年生のあるクラスでは、ちょっとしたお楽しみとして言葉ゲームをしていました。グループの一人一人にあるワードを書いた紙が渡されるのですが、一人だけ違うワード(ウルフワード)を書いた紙が渡されており、数分間の会話の後に、その人物を当てるというものです。ちょっとの時間でも楽しく盛り上がろうとする姿もさることながら、このぴっちりと机をくっつけて、屈託なく話し合う、なんと仲のよいこと!なんとも微笑ましく素晴らしいのです。  さて、冬休み前集会は、インフルエンザ流行の兆しも見えたため、リモートで開催しました。  それぞれの学年の成長した姿、様々なクリスマス会の子どもたちの姿、 吹奏楽部が三高生と合同演奏でいきいきと表現していた姿を話しました。そして、ある曲の歌詞の「我らは尊い」という意味も。誰もがあり得ないほど「尊い」存在で、 自分でつくっている透明な壁もぶっ壊して、恐れず 互いを大切にしていこうと、クリスマスの意味も含めながらお話させていただきました。  生徒会長からも、大きな成長とともに、これから様々なことを実現するための、気持ちと協力する姿勢を語ってもらいました。   皆さんにとってよい冬休みに、そして新年も皆さんといいスタートをきれることを願っています。

大掃除のあと

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           昨日は教室のワックスがけ大掃除。そのため、今日の朝は、登校してきた生徒から率先して机を入れていきました。冬の朝日が床に反射している、気持ちのよいスタートです。 3年生の調理実習。担当の先生が、どのクラスも見事な時間配分とチームワークで「豚の生姜焼き」を調理していたことを報告してくれました。けれども、みりんと油を間違えて投入したり、なぜか油まみれのきゅうりの付合わせが出現したり(!)ワイルドな仕上がりのグループもあったようです。けれどここからは大丈夫!受験勉強の合間に、学習した絶妙な焼き加減で、家族に美味しい生姜焼きを振る舞ってくれることでしょう。      鶴中の学年廊下は、4月からの活動の写真やその時々の表情、現在学習している重要な学習ポイント等が貼り出されています。また、手作りの学習プリントも充実していて、自分に合ったものを持っていけるようになっています。その濃い内容に、誰もが足を止めて見入ってしまうほどです。そして、3年生の廊下には、いよいよ「カウントダウン」が登場してきました。運動会のときに大活躍した学級旗は、各教室に飾られていますが、こうやって制作の思いとともに縮小版が貼られていると一体感があります。 鶴谷中にもインフルエンザに罹患する生徒が出てきました。お休みしなければならないのはつらいでしょうが、ここは栄養と休養をとって、新たな年を迎えてほしいと思います。お大事にしてください。

ランド対シー

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  2年生のリモート集会の様子。これはただ発表を聞いているのではありません。来年の修学旅行の行く先を「LAND」にするのか「SEA」にするのか、それぞれを推す「カンパニー」グループのメンバーたちの「アピール合戦」を見ているのです。後半は司会を真ん中に、互いに目玉アトラクションやキャラクター、美味しい食事のポイントを出し合っての討論です(けなし合うことは一切ありません)。きっとこの様子を参考に、学年全員で行く先を決めていくのでしょう。 聞いていると、なんかどちらも行きたくなってしまいますが「全員で体験すること」を大切にする学年。どちらに決まっても、楽しいこと間違いなしです。  1年生の道徳授業研究。あるクラスは「あなたはひかり」を扱った“いのち”の授業です。かけがえのない「いのちの輝き」をかみしめた後、それぞれの思う、自分の“いのち”を絵にして表していきます。今の“いのち”と、これからの“いのち”。くしゃくしゃの一粒が、これからの“いのち”ではどんどん輝いていたり、様々な色で大きく変化していたり。その横には、成長していく理由や思いが書かれています。(それを取り上げる先生の、なんともそれぞれの作品への、なんとも愛おしげな解説!自身のお子さんが誕生したばかりだからこそのメッセージなのでしょう。なんだか涙が出てきました。)  もう一つの道徳授業研究。有名な資料「銀色のシャープペン」を扱ったものです。中学校生活の中で起こりうる出来事を題材に、「○○に恥じない生き方」に気付いていく主人公に、自分自身を重ねて考えていきます。資料には書いていない「自分が見つけた答え」を、それぞれが真剣に考え表していきます。いつの間にか、ずいぶんと成長しました。  今、3年生は受験に向けて、学習の追い込みとともに面接練習を進めてきました。年があけたら、私立高校の推薦等受験はすぐそこです。今週も放課後は様々な先生たちを「面接官」に、面接練習の仕上げをしています。校長室でも実施しているのですが、しっかり練習を重ねてきているので、どの生徒も見事なものです。また、学校からの推薦者としての自覚と意思を確かめるべく、該当生徒の「校長面談」も、短い時間ながら実施しています。これまた、立派な決意を示してくれています。彼らの目の輝きの、なんと素晴らしいこと! 気が付けば今週末は冬至。まさしく「冬来たりなば春遠...

師も走る

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  今日は「ランニングデイ」の最終日。各クラス縦割りで走っていたのが、全クラスの有志が走ります。先生も、サンタも、校長も!まさしく「師走」の風景。   寒くて縮こまっていた体も、動かしていると温かくなります。みんなに混ざって走っていると、遅くなっても、インターバルが多くても、なんか紛れてそれなりになってしまいます。思いのほか、いい企画でした。 6時間目、1年生を迎えて2年生の職場体験報告会の仕上げです。各セクションで代表に選ばれたグループの発表だけあって、はきはきと要点を捉えて発表していきます。体験でのお話、自分の決めたテーマに沿った振り返りなど、充実した体験が窺えました。 昨日、1年生の美術の授業。うっとり眺めてしまう、切り絵ランプの鑑賞会です。

サンタ登場

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 ALTの先生がサンタクロースとなって指導するも、白い髭も付けて本格的。ゲーム形式の授業が、さらにクリスマスの雰囲気をつくる内容でおおいに盛り上がっています。 生活習慣病を引き起こす「歯周病」について、保体担当教諭と養護教諭のTTで研究授業。プラークコントロールの習慣によって防げる学び。そして、各自のまとめのツールは「フィッシュボーン」。魚の骨の形で考えを整理します。 午後は鶴小・鶴東小の6年生が来校し、授業参観と部活動見学。来年度新入生の真剣なまなざしに、先輩たちもうれし恥ずかしながら緊張気味です。その間に体育館で「新入生保護者説明会」を開催し、中学校の生活のポイント等をお知らせしました。体育着の採寸も同時に行って、新入生の準備が一段と進んだ感じです。  今日の給食は、あじフライ、刻み昆布と野菜の炒め煮、じゃがいもと生揚げの味噌汁にみかん。色味的には茶系一色ですが、なぜかホッとする、体に染みるメニュー。  明日は赤魚のたつた揚げと油麩とじゃがいもの煮物。和食好きとして楽しみにしたいと思います。  

さわやか指数

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     今日は小中合同あいさつ運動の日です。朝早くから多くの生徒たちが校庭に集まり、鶴小と鶴東小、信号機近くに向かいます。冷たい気温の中でも、さわやかな挨拶を響かせます。  時々生徒たちに「さわやか指数」を測ります。それは、「さわやかだね!と声を掛けたときに、どんな反応で返すのか、です。  「そうですね、天気もいいですね」という「共感」で返す子もいれば、「ありがとうございます!」と「感謝」で返す子もいます。そして、ときには「戸惑い」の表情も。  ちょうど思春期のまっただ中であったり、揺れ動いて「さわやか」という言葉に、自分はほど遠いと思うのか、「それってなんだい?」の表情で戸惑い通り過ぎる子もいます。  自己有用感や自信や誇りを持ってきた子、ひとつの山を越えた子は、ときに誇らしげに、ときに謙虚に「ありがとうございまぁす」と伝えてきます。ちょっと照れたような笑顔が付くときもありますし、ときには「当たり前!いつもですよ」と、悠然と返してくることもあります。やはり高学年に多い表情です。  この中学校生活の中で、様々に揺れ動き、悩みや困難をくぐり抜け、「私は私で輝いていい」「仲間や周囲を信じていい」という実感を持ったとき、こんな投げかけにも肯定感を感じ取るのかもしれません。  とはいえ、私たちにとって、この鶴谷の子どもたちの輝きは、本当に全員「さわやか」なのですが!?また、「ありがとうございまぁす」と返せるか、測ってみたいと思います。

縦割り活動 柔道終了

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    昼休みに、保健委員会企画「ランニングデイ」が実施されています。健康(体力)づくりの一環として、自分のペースで校庭のトラックを走ります。貴重な冬の日差しを浴びながら、思い思いのペースでのジョギングです。今日は3組(縦割り)の日でしたが、たくさんの参加者が溢れていました。時折校舎の窓辺から応援する声も聞こえます。    もう一つの「縦割り」は、いじめ防止絆キャンペーンとして、「縦割り道徳」を体育館で行いました。各学年縦割りで体育館に集合し、それぞれ小グループをつくって話し合います。  前半は、いじめへの発端となりやすい出来事(生徒会執行部の名演技!)の場面についてそれぞれの考えを伝え合います。教室の入り口で話している人たちの間を通るとき、SNSで他者批判の文面が送られてきたときなど、日常生活でもあり得る場面での考えを言い合います。「優しく頼む」「相手のことを考えて話す」「同調しないで流す」「直接言うように促す」という意見が出ましたが、「そう簡単にはいかないこともある」と分かっているようでした。  後半は、階段に貼り出す標語を考えます。それぞれの原案を持ち寄り、一番いい案を選出したり、合体させたりしています。最後に、その成果を発表する代表者に、大きな拍手が送られました。    2週間ちょっとの期間限定の柔道の授業も今日で終わりです。短い期間でしたが、こんなに技をかけられるようになりました。何より、講師の先生にあいさつする姿、武道館から退出する姿も立派になりました。「礼に始まり礼に終わる」、その誇らしさを分かっている生徒たちです。「本物」の強さや静けさも伝えてくださった講師の先生、本当にありがとうございました。

杜のフェスティバル

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  中学生が目指す地域活性化プロジェクト「ニコ鶴」が、夏休み前から考え準備をしてきた「あつまれ!杜のフェスティバル」が、30日(土)市民センターで開催されました。  今年は地域の方々、全年代に向けた企画の数々が光ります。ダンスやコント、三高生の軽音楽の出演、ハイハイレースや紙飛行機対決、射的やビンゴ、クリスマス飾りの創作活動も各年代が楽しめるように考えられています。ストリートピアノや、夏休みに水彩画教室で磨いた美術部作品やマスキングで大きなイラストを完成させるコーナーもあります。中学生が考え抜いた「地域の全員に楽しんでもらえる」企画、彼らは思う存分実現することができました。       写真でも分かるように、地域の方々とふれあいながら互いに教え教えられることも、なんとも楽しいひととき。私たち教員も、大人の部のハイハイレースに出場しました。しかし栄光のメダルはPTA会長へ!この賞品のクリスマス飾りやメダルも、すべて彼らのぬくもり溢れる手作りです。(ビリでいうのもナンですが、だからこそほしかった?!) 最後の三高生の探究発表と「公共交通機関の利用」に関する地域の方々と中高生のディスカッション。バス利用を活性化するためのアイデアを出すことも含め、とても難しいところの話し合いでしたが、みんなで地域の未来を考えるきっかけとなりました。(三高生は、今年もぜひ「鶴中で出前授業をしたい」と申し出てくれてました。楽しみですね。) 中学生が「誰かのために、地域のために」を考え、その思いを絵空事ではなく考え・発信し・実現していく。そんな未来でも勇気を持って実行していく力を、このプロジェクトは確かに育てていると思っています。