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師走に入りました

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師走に入ると、年末まであっという間です。雪降る日もあり、真冬に突入したことを実感します。さらに冬至に向けて、どんどん日も短くなってきました。 気付いたでしょうか?体育館南口前の木に「鶴中小さなイルミネーション」が登場しました。寒風の中、技師さんが心を込めて設置してくれたものです。部活動のある日の下校時間に合わせて点灯し、真っ暗な中を帰る生徒たちへの頑張ったごほうびのようです。 今週は面談とフリー参観日の一週間でした。前半は暖かな日もありましたが、後半は寒波に震えが止まりません。そんな中でも、外での部活動は元気いっぱいに取り組んでいました。風で球も流されるでしょうに、当たり前のように猛然と取り組んでいます。「子どもは風の子」とよくいったものです。「校長先生もやりますか?」なんて、声もかけてくれます。余裕の成長ですね さて、ここから授業をいくつか。保護者の皆さんも、ちらほらとご覧になっていたに違いありません。3日間、寒い中で足を運んでいただき、ありがとうございました。 2年生は気候の授業です。たぶん気圧の勉強でしょうか、容器の中の空気を抜いて風船を膨らませています。みんなの手がのびて、総力を挙げて空気を抜いているのが判ります。その後は天気図や雨雪が発生するしくみを学習していました。この冬空もそうやって眺めると勉強になります。 1年生の社会は「アフリカ」に入りました。赤道付近でも「砂漠化」が進んでいることを取り上げていて、気候変動とともに学習内容も刻々と変わっていることに気付かされます。荒れて乾燥した大地は火事を呼び、災害も加速させることは、日々のニュースからも。世界で一番解決しなければならない問題のように思えるのですが。 2年生の英語で構文から自分の思いを表現しています。「あなたにとって一番重要(important)なものは?」すると、「親切(kindness)」「家族(family)」「練習(practice)」と答えています。なんだかうれしい答えです。 3年生の英語は、ALTの先生と聴き取りゼスチャーゲームや「すごろく」に取り組んでいました。すごろくは、英語科教員がつくった見事な「6歳に戻ったら何をしたい?」「100万円でどこの国に行きたい?」(もちろん英文)など、質問攻めが並んでいて。みんなで解読し、一生懸命答えながら進めていく楽しさが沸いています。 2年生の数学...

面談週間始まる

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  3年生は三者面談、1,2年生は二者面談が始まりました。写真でおわかりのように、3年生は私立等の出願のため、面談後に関係書類を受け取り確認してもらことになります。この待合室の感じ、ちょっとドキドキしますね。そして、これはまた新しいステージへの関門でもあります。保護者の方の立ち合いのもと、しっかりと「自分の道」を決めてほしいと願っています。 1,2年生は、学習や生活の様子や悩み、ちょっと未来を見据えた「今」の在り方を話し合っているのではないでしょうか。休み時間や生活の合間に「チャンス相談」で話すことができても、腰を落ち着けて担任の先生と話せるのは、ありそうでありません。先生方は「みんなを「元気づけたい」と思って臨んでいるのですが、なぜか「元気をもらっている」面談になってしまいます!とはいえ、担任の先生とわかり合うことをためらわず、積極的に話をしてみてください。 面談中は、自分たちでさらに自主性をもって行う部活動が展開しています(面談のない先生がまわっていますが)。吹奏楽は2週間後のアンサンブルコンテストに向けて頑張っていしたす。最後の瞬間まで、仲間と重ねるハーモニーを追求していくことでしょう。運動部もインフルエンザで弱っていたをほぐしつつ、少しずつ本調子に戻ってきています。バレー部もアタック姿勢のアドバイスをすぐに活かそうとしていました。来週は、寒い中で頑張る外の部活動に行ってみますね。 美術部の工作は・・・色合いはクリスマスなのですが、ちょっと違うようです。その全貌が判る紙細工が飾られるようですので、楽しみに待ちましょう。先週から造形作品展の「芸術の晩秋」にかかりきりでしたが、鶴中に戻れば、もう冬の情緒がここかしこに見られます。 さて、今日の給食を写しそこねたので、昨日の給食になります。ボロネーゼスパゲティ、ココアパン、わかさぎフリッター、サラダとヨーグルト。結構おかわりも人気だったことでしょう。

3年生だけのクリーンプロジェクト

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  晩秋の日差し(1時半でもこの影の長さ!)と作業にちょうどよい温かさの午後、インフルエンザ襲来を返り討ちにしている3年生が、歩道の枯れ葉を集める「クリーンプロジェクト」を行いました。「休んでいる1,2年生の分も、3年生が地域をきれいにしましょう!!」と前会長が呼びかけ、いざスタート。3年生の先生たちだけでなく1,2年生の先生たちも手伝いながら。 やっているうちに「なんかこれって楽しい!」と、誰もが夢中になって集めています。枯れ葉のぬくもりがそうさせるのでしょう。すくいとって袋に入れる単純な作業ですが、妙に楽しく充実感があります。さらにその後はキレイな歩道が出現して!「なんで私たちだけ」(3年生は絶対いいませんね?)の続きは、「なんで私たちだけ、こんな楽しくていいのか?」です。この3年生だからかもしれませんが。いやあ私も短い時間ですが本当に楽しかった!受験勉強の合間で久々に見た、3年生の生き生きと「誰かのために」活躍する姿でした。 最後には魔法使いも登場! 数えながら彼女たちが受け取った袋の数は、眩しい#⃣119!!皆さん、お疲れ様でした。明日から、1,2年生も復帰。賑やかな学校が戻ってきます。

インフルエンザ流行

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 2年生の廊下には、早くもクリスマスツリー!しかし、明日から3日間、1,2年生は学年閉鎖となります。土日に落ち着くかと思いきや一気に蔓延状態が現れ、診断されていない生徒でも発熱欠席が連絡されている状況です。近隣の小学校も、学年閉鎖が出ています。ここはしっかり栄養・休養を取り、元気に復活してほしいと願っています。 1,2年生のときも、学級閉鎖とならなかった「不死身の3年生(3年生徒が述べた言葉です)」は、今日も落ち着いて生活し、学習に集中していました。前回から「協働的な学び」の場面をと思っていたので、今日は3年生5時間目、数学と家庭科、保体の様子をお伝えしましょう。 数学は「相似関係は面積2乗体積3乗」を問題で解いていきます。問題を解いたあとでしょうか、グループごとに確認し教え合っています。その後に、先生からの解説(さすが、これがとっても判りやすい!)。相似の関係があれば、情報が少なくても面積や体積が導き出せる解法です。こうやって、どんどん様々な既習が混ざり合った難問に当たっていくのでしょう。 幼児期を勉強している家庭科は、幼児が「遊びから学べること」を、グループで考えていました。「思いやり」「体を鍛える」「協力」「正義」「順番を守ること」「ずるがしこさ」!?(→これはなぜと聞いたら「おにごっこのときに、捕まりそうになったらバリアする」からだそうです。)「コミュニケーション」という答えには「もっと詳しく」と指導が入っていました。幼児期に「遊ぶ」こと偉大さを改めて考えた時間です。 保体はマット運動。なんと「宙返り」ができる男子がいます。テスト試技に向けて、各自が自分の技を練習し組み立てを考えているのです。技が決まれば拍手をし、上手くいかない技は、体を支え協力しています。それぞれが、それぞれの目的を持って、いい雰囲気で自主的に練習している様子があります。頼もしいですね。 私ごとですが、先日の土曜日、20年前の生徒たちのタイムカプセル開封に立ち合いました。屋上倉庫に隠した衣装箱のものは無事でしたが、筒状金属の方は少々水が入っていたので取り出すのに一苦労(助産師になった生徒の取り出す技が冴えていて!)。様々な懐かしい作品や名簿、何より大人になった彼らから、一気にその情景や愛しさがよみがえってきました。そして不思議なことに「今、全員幸せであってほしい」と思いが湧き上がり...

協働的な学び

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  学びの晩秋、昨日の午後は「授業づくり」研修として、3年3組の英語の授業をもとに、先生たちが授業力を向上させる学びを展開しました。キーワードは「協働的な学び」でしょうか。授業もチームワークある「協働的な」学習の展開、先生たちも「協働的な」検討会と学び合いを行いました。 他の生徒が帰る中での授業です。不満げな表情も出るのかと思いきや、さすが3年生、誰もがその役割をしっかりと理解し、一人残らず誇らしげに活動に取り組んでいます。「My Hero」を説明する英文づくりの工夫や仕掛けもさることながら、担任の先生との確かな信頼(愛!)が見える学習活動でした。 そんな授業に、先生たちの情熱も焚き付けられます。それぞれのグループで効果的な指導や学びの姿を取り上げて、熱のこもった話し合いが行われました(鶴中教員、ここでもチームワークを発揮します)。自然と「自分の授業だったらどうするか」を考える様子もあり、実際にこれからの授業にどう活かしていくのか楽しみになってきます。そんなたくさんの向上心もあるのが鶴中教員の素晴らしいところ。指導助言をくださった教育センターの先生からも、前向きな生徒の様子はもちろん、温かい教員集団をたくさん褒めていただきました。 さて、昨日を受けてではないでしょうが、3年生の社会科では「コンビニエンスストアの経営者になって考えよう」という学習活動をやっていました。立地条件や主力商品とその理由、販売戦略など各自がよく考えています。それを持って話し合うのですから、白熱するのもうなずけます。これも「協働的な学び」ですね。 明日からまた出張なのですが、帰ったら他の授業の数々も紹介したいと思います。他にもたくさん「協働的な学び」がありますので。楽しみにしていてください。

職場体験学習

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  昨日から、2年生が仙台市内の各事業所で職場体験学習をさせていただいています。職業講話やマナー講座を受け、直前に道徳の時間でも「働く」ことを考えていました。そして、この3日間で実際に「働く」ことを体験し、学び、その職場のエキスパートの方々からお話を聞いて、あらたな視点や考えを持つことができるに違いありません。 2年生の先生方が精力的に各事業所をまわり、励ましとともに活動の様子を撮ってきています。ちょっとご紹介しましょう。(近くの事業所や商店でも体験させていただいています。見かけたら、ぜひ声を掛けてください!) 「働く」は、「はた(端)」を「らく(楽)」にすることだと話しています。互いが互いのために「働く」からこそ、思いが通い合い世の中も発展していく「網目の法則」(あること(もの)を拠点に、成り立ちや働き、関連をマッピングで繋いでいくと、いつの間にかすべてに繋がっている)が、社会にはたしかに存在しています。