鶴中祭全力界隈①


 昨日の熱気と興奮を静めるためのような今日の雨です。「鶴中祭全力界隈」本当にかけがえのない時間、かけがえのない仲間との1日になりました。行事を完成させる行動力、自ら考えて声を掛け行動する主体性、どんな時も支えようとする協力姿勢。何より集団や自分自身の「殻を破って突き抜ける」こと!全員が一気に大きく成長した気配があります。素晴らしい文化祭でした。

開会式では、緊張した校歌の伴奏がちょっと切れたときに「大丈夫、気にすんな頑張れ!」といわんばかりに、校歌の音量がぐんと上がり(鶴中生のこんなところも大好きです)、「これはもう成功しかないな」と予感しました。そのとおりでしたね。

学年合唱のトップバッターは1年生。歌詞のとおり、仲間との「大切なもの」に気付いていった練習過程だったのではないでしょうか。その後も初めての文化祭におおいに楽しんで参加していましたね。それでもただ楽しいだけではないこと、自分たちで考え動く先輩たちや仲間のパフォーマンスや働きの様子からも、大きな気付きがあったはずです。

2年生のアップテンポの「愛唄」、歌詞の言い回しも早くて、声を重ねることも難しいなと感心していました。しかし、歌っている途中から「あれ?」と思うほど、突然大人びたハーモニーをつかんで深く伝えてきて!まさしく「来年は私たち」を実感したターニングポイントの瞬間だったかもしれません。予餞会の合唱(するのかな?)の成長も期待しています。


3年生の「道」、歌詞の一つ一つが半年後の卒業時を踏まえたフレーズなので、彼らが歌うことにダイレクトに思いが募ります。きっと歌っている本人たちも、それを噛みしめながら歌っていたことでしょう。「特別な時間をありがとう」「ゆっくりと歩きだそう」。あと半年、さらに絆を深め進路を決めていく決意の歌にもなったのではないでしょうか。

一気に生き方を考える時間に持って行かれた「国語弁論」。病気や困難を抱えた先で、新しく見えてきた世界、貴重な出会い、ありのままで生きていく勇気…それを“ギフト”と受け止め迎えられる姿に胸打たれる内容でした。聴衆のみんなが考えさせられ、励ます前に励まされてしまいましたね。皆さんも思ったことでしょう、陰ながらエールを送らせてください。

有名なマララ・ユスフザイさんの国連本部でのスピーチ。脅迫や暴力に屈することなく、教育という「本とペン」を求める強さを語りかけます。暗唱ですから、英文を覚えるだけでも大変だったはず。そこにマララさんの託した思いも伝えられるように、抑揚や感情を乗せていくなんて、まさに大きな挑戦。さすがですね。

美術部は、先週の展示の作品内容やこれまでの活動内容の詳細な紹介です。キャラクターの表情豊かな作品や、遊園地・動物園・水族館のエリアでの工夫に、「もう一度観たい!」と誰もが思ったはずです。個性溢れる作品を生み出していく醍醐味、1日1日の部活動の大切さ、仲間との協力で完成する豊かさも伝えてくれました。三年生の作品も大写しされて、引退する花道を感じました。

科学部は、写真などの実験の苦労やソフトでゲームを創る困難を、デジタルを駆使したスライドで表す内容も晴らしいのですが、その分担して説明する様子に、支え合うチームワークが表れました。とくに3年生メンバーの多くが、このあとの有志発表や実行委員企画に絡んでいて!すべてにわたって文化祭を成功させようとする意気込みを感じました。

ここまでで午前中の部は終了です。愛情のこもった美味しいお弁当をいただいた後、午後の部に参加します(②に続く)。



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