旅立ちの日に
3月8日、卒業式の日がやってきました。3年生が「団体戦」で受験期を乗り越えたことをお伝えしましたが、彼らは卒業式も「団体戦」で、自分たちの門出を創り上げました。ちなみに卒業式のバックミュージックは、すべて音楽科がすべてピアノ伴奏(前日も夜遅くまで、寒さに耐え体育館で練習!)。式の流れの中緩急で微調整し支えます。その「威風堂々」で、担任の先生方が先導し、卒業生が入場してきました。
卒業証書授与も見事。キビキビとした動きで、一人ひとりの誇らしい「見せ場」を、それぞれが支えます。誰もがしっかりと受取り、しっかりと振り向き、しっかりと前を見据えて感謝とともに歩きます。そんな立派な3年生に贈るはなむけに、私は夢や使命感について伝えさせていただきました。
在校生代表からは、とても仲の良いチームワークある活動の様子や、どんなときも明るくひたむきな先輩の姿に、誇りと憧れを持ちつつ引き継ぎたい思いの辞。卒業生からは、新しい文化祭を創り上げたことを含む数々の思い出や活躍、子どもから大人に(ことな)成長する気概と感謝の辞。
卒業生の歌は「手紙」と「旅立ちの日に(川嶋あいver.)」。全員が分かち合い朗々と歌う表情で、合唱の素晴らしさ、一緒に歌う愛おしさを伝えています。途中歌詞を間違えて、ちょっと笑いあっていた数人が、瞬く間に涙目になって・・・。時間も無かったはずなのに、予餞会の時より、また響きがぐーんと成長。もはや誰もが感動しかありません。
退場の瞬間、各担任の先生方に、卒業生がメッセージを投げかけます。それに呼応する担任の先生の姿に涙腺が・・・私としたことが、久々に涙が止まりませんでした。彼らの「団体戦」に、もはやノックアウト。各学級の様子は見られません(各クラスの大切なひととき)でしたが、担任の先生方は、連日の夜、思い出のビデオやらサプライズやら周到に準備を重ねていて・・・。それ以上に生徒たちも考えていて!!担任の先生を、またもや「ノックアウト」です。最後まで輝き続けた鶴中卒業生たち。陽光の中にふさわしい旅立ちの日となりました。これからも、その前途の幸せを、心から願い応援していきます。
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