秋深まり 人深まる

 

 申し訳ありません、2週間ご無沙汰しました。「芸術の秋」「勉学の秋」関係で、作品審査や展覧会、研究大会などなど、学校不在のことが多く心苦しい限り。そんな中でも、生徒たちは3年生の進路説明会、2年生の職場体験を経て、新しいステージに入って成長していて・・・なんだか置イテケボリをくらった気がしています。そして1,2年生も明日中間考査。難しくなってきた学習の成果を試すのでしょうが、鶴中生は精一杯取り組むことでしょう。

 今日はこんな成長もみられました。突然ですが6時限直前に「予告なしの避難訓練」です。調理室から火が上がったこととして、生徒たちだけで校庭に避難してきます。ふざける生徒は・・・誰もいません!!そして、さすが3年生、一番早く校舎から出て整列完了。次に2年生、1年生で決まっていきます。6月に「予告ありの避難訓練」は、5分27秒でしたが、今日は5分17秒。予告なしにも関わらず、10秒縮まっています!すごいですね。

 あまりにも寒いので講評は短くしました。各教室で「この寒さで1~2時間避難することになったら、何が必要だったか」「避難に当たって、声を掛け合って確かめることは何か」など、振り返りをしっかりしてほしいと思いました。

 3.11の避難では、校庭に全員が避難をしたのを確認しても、地面がグラグラと大きく揺れ続け、何かを取りに校舎に戻すことはできませんでした。雪も降ってきて、薄着で避難をしてきた生徒には、さらに辛い時間が待っていました。多くを語らなくても、プチレスキューや地域避難訓練に積極的に参加している鶴中生ですので、この場合にも様々に気付きができるはずです。

 ちなみに、この頃思うのは、どんなことにも隠されている学びを見逃すまいとする「深い生徒」が増えてきたことです。心のひだができてきたとでもいうのでしょうか。それは、自分のことだけでなく、仲間のこともそうです。先日学校見学に来た方々も、「校内に貼られている生徒たちの感想が、自分の成長だけでなく、仲間や集団の成長を見抜いている文章がとても多くて感心します」と言ってくれましたよ。

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